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春、秋、冬と、一年を通してロングシーズン活躍するスウェット。
カジュアルな印象で、リラックスして着られる定番アイテムです。
しかし、「普段着に着るときの着こなしやコーデが難しい」というメンズも多いのではないでしょうか。
この記事では、トレーナーやパーカーといったスウェットアイテムを、オシャレに着こなすための方法や選び方、具体的なコーデを紹介していきます!
目次
普段何気なく使っている「スウェット」や「トレーナー」という言葉。
洋服のタグの表記にもどちらも使われていて、何が違うのかと疑問に思ったことはありませんか?
実は「トレーナー」は日本生まれの言葉。正式名称は「スウェットシャツ」と言います。
スポーツ選手のトレーニングウェアとして誕生し、「汗取り用」という意味から「スウェット(sweat)」という言葉があてられました。
しかし、日本ではスポーツ訓練者(トレーナー)がよく着ていたことから、「トレーナー」という名前が普及していくこととなったのです。
つまり、日本では「スウェット」も「トレーナー」も同じものを指すことになります。
デザインの特徴としては、“長袖の厚手Tシャツ”といったものが一般的です。
「スウェット」は生地を指す言葉としても使用されます。
伸縮性と吸水性に優れていることから、寝間着やスポーツウェアとしても使われる生地です。
【参考元】吉村誠一「新版 ファッション大辞典」繊研新聞社(2019年)p342,520
ここでは、スウェットをカッコよく着こなした厳選コーデをご紹介します。
百聞は一見に如かず。まずは具体的なイメージを持っておきましょう。
大人っぽいロングアウターのステンカラーコートを合わせたコーデ。
黒スキニーパンツと合わせることで、スタイルが良く見える「Yラインシルエット」を作っています。
スウェットのリラックス感がありつつ、他のアイテムでキリっと印象を引き締めたスタイルです。
着用アイテム
グレーのスウェットに、コーチジャケットと黒スキニー、スニーカーを合わせたカジュアルなコーデ。
全身をクールなモノトーンで統一することで、大人っぽさを演出しています。
余計な装飾のない、無地でシンプルなアイテムでまとめているため、だらしない印象は感じられません。
今季トレンドのセットアップを取り入れたコチラのコーデ。
キレイめな印象が強いセットアップに、カジュアルなスウェットを合わせることで、キレイめカジュアルなコーデを作ることができますよ。
使いやすい定番アイテムだからこそ、選び方や着こなし方のポイントを知っておくのが大切です。
ここでは、以下の3つのポイントに分けてご紹介していきます。
オーソドックスなアイテムでたくさんの種類があるスウェット。どんな色や柄のものがいいか悩みますよね。
まずオススメな色・柄は、モノトーン(黒・グレー・白)で無地のシンプルなデザインもの。
アウターやボトムスにどんな色や柄のものを合わせても馴染みやすく、使いやすいデザインです。
また、有彩色(モノトーン以外の色)ならば、ベージュやネイビーなど、落ち着いた色味のものが他の色とケンカしにくく、オススメです。
人と被るのを避けたいという気持ちは、オシャレあるあるですよね。
そんな方には、季節を感じさせる色や、ワンポイントやバックプリントの柄がオススメです。
季節やトレンドを感じさせる色を選ぶ
春らしいピンクやブルー、またその時期にトレンドとなっているカラーを取り入れるのもいいですね。
ワンポイントなどのスウェットトレーナーを選ぶ
胸に控えめにワンポイントのデザインが付いた柄や、背中にプリントが入ったものならば、1枚でもほどよいアクセントになりますよ。
前面に派手な柄が付いていると、合わせるアイテムや色を選ぶようになってしまうので、着こなしの難易度は上がります。
洋服を選ぶときに欠かせないのが、サイズ感ですよね。
まずは自分の体に合ったサイズの選び方の目安をご紹介します。
袖の長さは、以下を目安にしてみましょう。
次に着丈(裾の長さ)です。
目安は、お尻の半分よりも少し短いくらいです。
せっかくオシャレなものを選んでも、サイズ感が合っていないとカッコよくキマらないので、以上の目安を参考にしてみてください。
▼服のサイズ感について詳しいのはこちらの記事。
近年、トレンドとして注目されている「ビッグシルエット」。
肩の位置が落ち、ゆったりとしたシルエットが特徴でリラックス感のある着こなしができるデザインです。
ビッグシルエットの特徴は、もともとのデザインがゆったり感を出すためのシルエットになっていること。
敢えてサイズの大きいものを選ぶ「オーバーサイズ」と違い、自分の体に合ったサイズを素直に選べばよいためオススメです。
ゆったり感を出すとラフな印象が強まります。他のアイテムでキレイめの要素を足して、だらしない印象にならないよう着こなしましょう。
「いつも同じような服装だな」「代わり映えしないな」と感じてしまう方はいらっしゃいませんか?
そんなあなたに試してもらいたいのが、「重ね着」です。
スウェットの下にインナーを着ることで、レイヤード(段)を作ってみましょう。
通常のトップスより裾が長めに作られているTシャツです。
これをインナーとして着ることにより、トップスの下からこのロング丈タンクトップの裾が覗くことになります。
上の画像を見ると、ロング丈タンクトップの白が見えることで、コーデに明るさとメリハリが出ているのがわかります。
普段とは少し違ったこなれ感のある着こなしができ、さまざまなトップスにも合いやすいのが魅力です。
この1枚があるだけで、着こなしの幅がグッと広がりますよ。
▼ロング丈タンクトップについて詳しく書いた記事はこちら。
ロング丈Tシャツで差をつける!バイヤーこだわりアイテムと着こなし・コーデ術
スウェットに負けないくらい定番のアイテム、白シャツ。
この白シャツをスウェットの下に着ることで、襟元と裾にレイヤードを作ることができるのです。
シャツの襟が見えることでフォーマルな印象が出るため、大人っぽい雰囲気を作れます。
キレイめ感がプラスでき、デートシーンにもピッタリの着こなし方です。
▼シャツの着こなしについて詳しい記事はこちら。
デキるメンズのシャツコーデは何が違う?スタイリストおすすめの着こなしを紹介!
ここでは、この2021年の春にオススメの人気スウェットアイテムをご紹介しています。
肩のラインが落ちた「ドロップショルダー」のデザインや、ゆったりしたシルエットで、トレンドのビッグシルエットが手軽に作れる1枚です。
生地の表面と裏面の間に綿を挟んだダンボール構造になっているため、保温性が高いのが特徴です。
使いやすい「ベージュ」「杢グレー」、春らしい「ピンク」の3色があります。
フードの存在が、トレーナーよりもさらにカジュアルさを感じさせるスウェットパーカー。
こちらもビッグシルエットのデザインになっており、ボリューム感がある1枚です。
裏起毛生地のため、柔らかな着心地と暖かさが魅力です。
▼パーカーについて詳しい記事はこちら。
パーカーのメンズコーデは重ね着で差がつく!マンネリさせない着こなしの極意とは?
スウェットアイテムはトップスだけでなく、パンツもありますよね。
スウェットパンツはリラックスした穿き心地で、おうち時間が増えた現在、愛用している方も多いのではないでしょうか。
こちらのスウェットパンツは、上でご紹介したスウェットパーカーと同色・同素材のアイテム。
上下で合わせれば、スウェットのセットアップスタイルを作ることができるのです。
おうち時間も、リラックスかつ快適に、そしてオシャレに過ごすことができますよ。
スウェットアイテムを使ったオシャレなコーデを紹介していきます。
好きなイメージがあったら全身でマネしちゃってくださいね!
カジュアルでスポーティーなテイストのコーチジャケットをアウターに使ったコーデ。
全身をモノトーン(白、黒、グレー)に統一した、クールなイメージのモノトーンコーデです。
カジュアルな雰囲気に馴染むように、スニーカーを選ぶのがオススメです。
もはや定番になりつつあるセットアップスタイル。テーラードジャケットのセットアップなら大人っぽくキメることができます。
ベージュのスウェットトレーナーとスニーカーでカジュアルさを足せば、キメすぎない印象に仕上がります。
カーキのテーパードパンツが印象的なカジュアルコーデ。
グレーのスウェットトレーナーの上に、高機能中綿を使ったカーディガンを羽織り、肌寒さのある日も安心のスタイルです。
トップスはロング丈タンクトップをレイヤードして、こなれ感を出しています。
センタープレスの付いたパンツと、レザーシューズを着用することで、スウェットコーデも大人っぽくまとまります。
柔らかいベージュカラーの長袖スウェットを使ったコーデ。
パンツを黒にすることで、膨張しがちなベージュのシルエットを引き締めることができますよ。
スウェットトレーナーは柔らかい生地感のおかげで、袖まくりもしやすいのが魅力。袖をまくった時に見える腕時計にはこだわりをもちましょう!
ブラウンのマウンテンパーカーをアウターにしたスタイル。
スウェットトレーナーでリラックスしたトップスですが、パンツと靴をキレイめアイテムにし、さらに黒に統一したことで、スタイリッシュなクールさを感じます。
こちらは黒の長袖スウェットパーカーを使ったコーデ。
デニムを合わせただけのシンプルなスタイルに見えますが、白のロング丈タンクトップのレイヤードを作っているのがポイントです。
黒っぽい落ち着いた印象のコーデに、白を差し色にすることで、コーデにメリハリが付いています。
オリーブカラーの長袖スウェットパーカーに、ガンクラブチェックのシェフパンツを合わせたコーデ。
スニーカーもベージュで、全体的に柔らかい色使い。
ゆったりとリラックスした雰囲気の中に、インナーの白シャツがきちんと感を演出しています。
ラフな印象のあるスウェットパンツに、クールな黒のマウンテンパーカーを合わせたコーデ。
「ちょっとそこまで」のお出かけに最適のワンマイルウェアとしても使えるスタイルです。
スウェットアイテムの着こなしやコーデについてご紹介してきました。
しかし、ここまで記事を読んでいただいても、「オレの悩みが解決してないよ!」という方もいらっしゃるでしょう。
お悩みが残ってしまっている方は、ぜひ一人で悩まず、Dcollection(Dコレ)にご相談ください。
Dコレアプリの「Dchat」なら、スタイリストに直接オシャレや着こなしの相談ができますよ!
この記事を書いていて、大学生のとき、スウェットトレーナーをオシャレに着こなしていた先輩のことを思い出しました。
確か、サークルの飲み会か何かで、女子もたくさんいた席でした。
「女子たくさんの場でスウェット?」と思ったのですが、その肩ひじ張らない自然な雰囲気に、「カッコイイな」と思いました(確かパンツはデニムだったと記憶)。
男には余裕が必要って、よく言うじゃないですか。まさに、あのときのスウェット先輩の雰囲気は“余裕のある男”だったのではないかと思います。
そうそう、実際に女子にも人気だったのですよ。
<ササの些細な話>
部屋着としてはリラックスをもたらし、オシャレ着としてもバッチリ。また、ちょっとした運動シーンやアウトドアシーンにも頼れるスウェット。
まさしくどんな場でも活躍する“ユーティリティープレーヤー”ですね。
仕事もデキる。家庭でもいい父であり、いい夫。そんな男になるのを夢見る僕にとっては、尊敬に値する存在です。
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