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「肩コリに殺される。よって僕はもう寝る」
冒頭の言葉は、先日、僕がおやすみ前に放った言葉。
仕事もブログ、趣味もブログ。そうしてる間に30代にもどっぷり浸かり、気づけば肩がタイヘンなことになっていました。
しかし、肩コリというのはたくさん寝て治るものではないのですね。
困った僕はネットで検索し、「肩コリには運動が一番」と知りました。
肩コリに殺されたのではご先祖に顔向けできない。
そう考えた僕は、心機一転「運動する!」と声高に宣言。手始めにウォーキングをしようと決心したのでした。
ウォーキングと言っても、息子が寝ついてからになるため、結構な夜になってしまいます。
ジョガーパンツを穿き、マウンテンパーカーを羽織って、いざwalking.
シーンに合わせた服装にするのは、気分も切り替わるので結構重要なポイントですよね。
目標は30分歩くこと。
熊さんに遭遇してもヤバイですし、職質を受けてもゲームオーバー。無事に30分歩き切れるか…!
そんな心配を1人でしながら、見慣れた景色のなかを歩きます。
しかし、秋の夜の風情があまりに素敵で、思わず家にミラーレス一眼を取りに帰ってしまいました。
ポエマーササは写真好きなのである。
さて、深夜に一眼カメラを持ち歩き、職質を受ける可能性がグッと高まった僕のウォーキング(もはやただの散歩)。
ここからは写真とポエミーな解説付きでお楽しみください。
◆
道路に書かれた「止まれ」の文字。
子どものころ「なんでこんなタテ長なの?字ヘタ過ぎでしょ?」と思ってた。
大人になり、自分で車を運転するようになって忘れてしまった、無邪気な感覚。
深夜の道路では、街路樹のザワザワいう音、マウンテンパーカーのシャカシャカいう音しか聞こえない。
一人きりになって黙々歩く。シャカシャカシャカと夜を刻んでいく。こんな時間、今まで取ったことなかったかも。なんとも落ち着く世界。
子どものころ、近所の子たちと毎日遊んだお寺の駐車場。
夜には自販機が落とす光だけ。
踏切が鳴ってやってきたのは、貨物列車だった。
光もなく、シルエットだけが走り去る夜の貨物列車。
「僕の知らないところで世界が動いてる」と感じる。
夜の公衆電話は独特の雰囲気がある。今も使う人はいるのだろうか。
万に一つの「電話がなくて困った人」を救うため、そこにあり続けるたたずまい・・・
え、なんだそれ。めちゃくちゃカッコいいじゃないか。何枚も撮ってしまった。
点滅信号と、消えた歩行者信号。うちの息子はまだ見たことないかも。
「ほら、信号も寝んねしたよ(「だから早く寝なさい」の意)」と子どものころ言われた覚えがある。僕もそんなふうに言う日が来るかも。
職質も受けることなく、気づけば1時間以上歩いていました。
なんだかカメラを構えて余計に肩がこった気もしましたが、とても癒される、充実した時間でした。
歩いて景色を見ていると、やたらと子どもころの記憶が甦ります。これはたぶん、近所を歩くのが子どものとき以来だからです。
ランニングは以前まで気まぐれにしていたのですが、夜の風景のなかを敢えて“歩く”のは、とても手軽に“非日常”を感じられます。これは発見でした。
もっと歩こう。のんびり行こう。
現代人にウォーキングが人気なのがわかる気がしました。
もうちょっとウェアにも凝って、続けてみようかな。
前回の記事でポエミーな記事に初トライしてみたところ、社長のイトゥから「よかったよ!」とお褒めに預かりました。
ほんのりと持っていた詩人になる夢が、こうして叶うとは思いませんでした。
その後も、ちょこちょこと続けているウォーキング。肩コリも軽くなったので、これからもどんどんブログを書き綴っていく所存です。
それでは、またこんな記事(ポエム)を書くのが許される、その日まで。
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