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こんにちは!バイヤーのヒナマルです。
先週アップされたほーちゃんのバイヤーマガジンはもう読んでいただけましたか? Dコレが行っている購入ページの工夫や検品体制に関するお話でしたよね。
本日のテーマも先週に引き続き、「品質管理」について。
少し難しい内容になるかもしれませんが、皆さんにも知っていただきたいことなので、お付き合いください!
“品質”は製品だけでなく、サービス/接客/食品 あらゆる場面に用いられる言葉ですよね。 では、衣類にとって品質が良いとはどういう状態なのでしょうか。
例えば、 「縫製が綺麗だから品質が良い」 「長く愛用できるから品質が良い」 「価格と商品が見合っているから品質が良い」
一言に品質と言っても人によって考え方や物の見方は様々。 どの意見も間違っていないんです。
あえて、どんな人にも共通して言える部分を挙げるとするなら、目に見えて分かりやすい縫製と生地に関することではないかと私は思います。
「長く愛用できる商品、愛用したいと思える商品を皆さんにお届けしたい」という気持ちで、Dコレが現在行っている生地の品質管理と試験についてお話させてください。
ー生地の品質を保つために行っていること
まずは、商品ごとに設けた指標(見た目/生地混率/機能性 等)を基に生地を選定。 この段階では指標に加えて、伸びやすくないか、縫製しづらくないかといったことも確認しています。
その後、サンプルチェックなどの過程を経て縫製工程に入る前に、量産生地の品質と機能性に問題が発生していないか専門のテスト機関にて試験を行います。
実際にどんな試験があるのか簡単にご紹介させていただきますね。
ーどんな試験があるの?
試験を大きくざっくり分けると色落ちを確かめる染色堅牢度試験(せんしょくけんろうど)と機能性の効果を確かめる試験の2種類があります。
染色堅牢度試験からお話すると…
染色された生地は、どんなものでも色落ちしてしまう可能性があるんです。 その原因は洗濯だけではなく、使い方や環境など様々。
使用していく中で発生する不具合を予測される原因ごとに検査し、色落ちの度合いを事前に確かめ評価する試験です。
それぞれの項目に○級以上でクリアという基準値が設けられており、堅牢度は級が高いほど色落ちしにくいという判断ができます!
次は機能性の試験について…
購入ページによく表記されている、はっ水・UVカット・吸水速乾・接触冷感等が機能性試験に該当します。
今回は、はっ水試験を例にご説明しますね。
試験方法は各項目ごとに何種類かあり、画像の商品はJIS L 1092 スプレー法で検査を行っています。
この試験ではすべての状態(洗濯 前/後 、クリーニング 前/後)で2級以上の結果が出ないと、はっ水機能があると謳うことができません。
このように1つ1つの機能性に問題が無いか専門機関で検査し、さらに現物確認を社内で行ってから販売します。
Dコレでは細かい検品作業以外に、生地の品質を保つために検査を大切にしています!
DコレのようなECサイトのみの販売では、お客様と直接コミュニケーションを取ることがなかなかできません。
購入前に商品に触れたり試着したりすることができないのは、皆さんも不安ですよね。
そういった気持ちを少しでも軽減できるように、日々Dコレスタッフが全力で動いてくれています!
だからこそ、まずはスタッフが自信を持ってお客様に販売・おすすめできる品質の良い商品をつくり続けたいです。
スタッフが本気で「良い!」と感じる商品は、お客様にも必ず満足してもらえると思うので。
Dコレ=安心して購入できるサイト
となるように、今後は試験項目ごとに基準値を引き上げ、全体的に今以上に厳しく管理を行っていきます!
今回のバイヤーマガジンいかがでしたか? 文章ばかりでごめんなさい・・・
あっという間に6月。 気づいたら夏目前で、私の苦手な季節が迫ってきています。
季節の変わり目は体調が不安定になりやすいので、皆さんご自愛くださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ヒナマル
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