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イトゥです。Dcollectionの開店秘話、第3話。前回は大学で経営学を学ぶも、このまま大学に通ってて社長になれるのか?という不安が出てきたまでを書きました。
社会人向けのセミナーに参加したりするが、ヒントがつかめずにいたところ中国への交換留学の話を知ったのです。
福井県立大学には中国からの留学生がいて、なにかのキッカケで李くんという留学生と仲良くなりました。彼は日本語がすごく上手で、面白い中国の話しをしてくれました。
そして「福井県立大学は浙江省杭州にある大学と交換留学をやっている」「日本からも毎年3人いっている」ということを教えてくれました。
それを聞いてすぐに教務課に行き詳細を確認して交換留学に応募しました。2004年当時、中国は経済発展がめざましいと日本のニュースでもやっていて、そこにいけば何かつかめるんじゃないかと考えたわけです。
で、運よく2005年の4月から留学できることになりました。
留学するからには中国語はペラペラだったと思われるかもしれませんが、ニイハオとパンヤオ(友達)だけ覚えておけば何とかなるだろうというレベルです。(実際になんとかなった)
出発前夜、それまで海外に行ったことがなかったので「俺は明日のこの時間、中国にいて中国で寝るんやな!」と思うと楽しみでなかなか寝付けませんでした。
出発当日は雨だったのを覚えています。当時、彼女でもいれば涙のお別れがあったのでしょうが残念ながらそんなことはなく、一緒に留学する他の2名(女子)と一緒に高速バスに乗って関空へ向かいました。
関空から上海は飛行機で3時間半くらい。その後は学校からのお迎えで杭州へ行く予定だったのですが、なんと迎えが来ていない。遅れてるのかなと2時間くらい待ちますが来ない。連絡手段もない。(まだガラケーの時代)
どうするどうすると話をしていると、中国の大学と連絡役だった子がこの日に行くと連絡していなかったことが発覚。連絡しなくても迎えに来てくれると思っていたらしい。天然か。
しかし、その子は杭州に知り合いがいて電話でいろいろ聞いて高速バスで杭州へ向かう方法を見つけてくるという素晴らしい挽回をみせます。(ちなみにその子とはこの後、結婚式にも呼んでくれるくらい仲良くなる)
杭州に着いたのはもう夜で、バス停には大学の先生が迎えに来てくれていて中国料理を食べさせてくれました。
その後これから住む団地みたいなところへ連れていってくれたのですが、なんと部屋が1つだというじゃないですか。(今まで男の留学生がこなかったらしい)
自分はまあいいとして女の子2人は大騒ぎしていました。1つ屋根の下。ドラマのような展開。ですがこれから先、皆さまが期待するようなことは起こらないということを先に書いておきます。
杭州は上海の隣にある市で日本との時差は1時間。そして東京と同じくらい都会です。
初日からハプニング続きの留学生活ですが、この留学で得たことをキッカケに起業にいたるのです。
つづく
第4話:中国留学で得たもの。帰国して起業。
イトゥ