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新しい服を買うのって、とてもとても楽しいですよね。
でも、毎シーズン新しい服を買い直したり、衝動買いをしてしまうとお財布にダメージが大きいもの。
クローゼットがあふれ、どんな服があったか把握しきれていない。という事態にもつながります。
ミニマリズムな考え方も広まってきた現代。「できるだけ服を買わないで、より小さくより賢く生活したい」そんなふうに考える方も多いのではないでしょうか。
逆説的ではありますが、「服を買わない生活をするために、使いやすい服を厳選して持っておこう」というスタンスで、この記事は進んでいきます。
現代において、買うことは生活すること。服を買うことから毎日の生活を整えたい方のお役に立てたらと思います。
目次
服をできるだけ買わない生活には、どんなメリットがあるのでしょうか。
3つを挙げてみたいと思います。
わかりやすい、かつ実益がある効果がコレだと思います。
服って、普段の生活のなかでは高めのお買い物ではないでしょうか。
ここを減らすことができれば、節約の効果は大きくなります。
仮にひと月3,000円節約できれば、1年で36,000円の節約です。
その分のお金を、どこか別のものに充てることができるというのは、小さくない豊かさではないでしょうか。
持つ服を厳選し、服の種類や数が減れば、お出かけの際に「何を着ようか?」と悩む時間が短縮しやすくなります。
私服通勤だったり、オフィスカジュアルがOKなお仕事先ならば、服を選ぶのはほぼ毎日ということになるでしょう。
時間の節約にもつながるうえ、選ぶストレスを軽くする効果も考えられます。
クローゼットに入りきらない服は、衣装ケースの数を増やしたり、ソファに侵出してきたりと、普段の片付けのときの厄介者です。悪くすると片付けをする気持ちすら封じ込んできます。
普段からよく着る服だけでクローゼットが整っていれば、季節の変わり目によって少し入れ替えをするだけで済むかもしれません。
普段からクローゼットが整理されていると、余計なスペースや片付けの時間を服に取られずに生活できます。
「服を買わない生活」とは、まったく服を買わないことではなく、必要最小限の服を厳選して持っておくこと。
清潔感はいつでも大事です。傷んだ服や取れない汚れが付いた服は買い替えましょう。
厳選の際に重要なのは、着まわしやすさ。普段からコーデに使いやすい服だけを選ぶことで、たくさんの服を買わずに済みます。
ここでは、着まわしやすい服の特徴3つをご紹介します。
奇抜な装飾が施されているものや、派手な色合いのデザインの服は、コーデに取り入れる難易度が高くなってしまいます。
また、合わせるアイテムも限定的になってしまいがちです。
無地で、カラーもベーシックな服ならば、コーデに取り入れやすく、見た目にも好印象を与えやすいスタイルが作りやすくなります。
ファッションには流行(トレンド)があります。そしてそれは変わっていきます。
そのとき流行ったデザインのものが、1年後にはトレンドが変わってしまい、ちょっと着づらい。となってしまう可能性も。
長く愛用しようとするときには、トレンドを過剰に意識したアイテムは避けるのが賢明です。
例えばシャツであれば、春や秋には1枚でも着られますし、Tシャツの上からの羽織りものにもなります。
袖まくりをすれば暑くなり始めた時期までは着られるでしょう。
そして冬には、上にニットを重ね着してアウターを着る。という着こなしをすれば、一年を通して活躍してくれます。
他にも、Tシャツやパーカーなども、着こなし方が豊富で季節をまたいで使えるアイテムと言えるでしょう。
▼ミニマリストに興味がある方はこちらもどうぞ。
ミニマリストが持つべき服って何?少ない服で作るコーデ術
ここでは、具体的な“着まわしやすい服”をいくつかご紹介したいと思います。
「今持ってるあの服と合いそうだなぁ」とイメージしながら参考にしてみてください。
何を着ようか考えるとときに最初に悩む人も多いトップス。
1枚で着ても重ねて着てもサマになる、 シンプルなアイテムを持っておきましょう。
普段着にも使いやすいシンプルなシャツは、1枚でも羽織りものとしても着られるフレキシブルなアイテム。
合わせるアイテムも選びにくいので、色違いで持っていても大活躍しますよ。
生地にこだわり、よりキレイな印象が出せるよう仕上げました。
編み目が細かく、品のある印象のミラノリブニットは、1枚で着てもキレイめに仕上がるアイテム。
秋から冬、そして春まで使える服なので、自宅で洗濯できるものが嬉しいですよね。
こちらのニットは、洗濯ネットに入れれば洗濯機で洗うことが可能です。
ベーシックなアイテムで使い方も自由度の高い無地の長袖Tシャツ。シンプルの王道のようなアイテムですね。
ほどよくゆったりとしたシルエットで、ラフな着用感が魅力のデザイン。1枚で着てもよし、アウターを着てもよしのアイテムです。
選ぶものでガラリと印象が変わるアウター。
デザインと機能、どちらも使いやすいものを持っていると活躍する場面が増えることでしょう。
秋~春まで、カーディガンのように気軽に使えるアウターです。寒い冬にはボタンをしめて、インナーとしても使えます。
高機能中綿を使用し、スッキリした見た目ながら防寒性が高いのが特徴。
まさにミニマル。それでありながら非常に頼りになる一着です。
スポーティーでカジュアルな雰囲気がキレイめアイテムと相性のいいマウンテンパーカー。
ニットやシャツといったアイテムの上から着るだけで、手軽に男らしさやスポーツテイストをコーデに加えてくれます。
防風、保温効果も高く、街着からアウトドアシーンまで活躍します。
キレイめのテイストが強いステンカラーコートは、普段着はもちろん、ビジネスシーンでも使いやすいアイテム。
ロングコートがスタイルを良く見せてくれます。気になる体型を隠してくれる効果も嬉しいポイントです。
サッと羽織れて合わせやすいコートなので、玄関先に掛けておくのもいいですね。
コーデの土台を作るのは、実はパンツ。
キレイに大人っぽい雰囲気に仕上がるパンツならば、ON・OFF問わずに穿きやすいですよ。
スッキリとした細身のシルエットと、落ち着いた黒という色が一気に大人っぽい雰囲気に仕上げてくれるパンツ。
よりキレイに見えるシルエットや、窮屈感のないストレッチ性にもこだわり抜いたおすすめパンツです。
メンズファッションにも欠かせないデニム。
ダメージが入ったものやダボっとしたものよりも、スキニータイプの方が大人っぽい印象になり、様々な場面で使いやすいです。
ストレッチ性に優れており、アクティブシーンからおうちで過ごす時間まで活躍してくれます。
太もも周りには余裕があり、裾に向かって細くなっていくシルエットのテーパードパンツ。
センタープレス(折り目)が入っていて大人っぽい雰囲気が強調されています。
「スキニーパンツのような細いパンツが苦手」という方にもイチ推しのパンツです。
オシャレは足元から。玄関先でコーデを最後に仕上げる靴も、大事なアイテムです。
キレイめの靴と、カジュアルなスニーカーなどに絞っておくと、玄関先で悩むことも減るのではないでしょうか。
本革を使った靴でありながら、甲のU字のデザインと、厚みのあるラバーソールがほどよいカジュアルさを感じるシューズです。
普段着でも履きやすく、キレイな印象も与えてくれるおすすめの一足です。
定番中の定番であるスニーカーも、持っておきたいアイテムですよね。
キレイめなコーデと合わせると、明るく親しみやすい雰囲気も出してくれます。
色やデザインもシンプルなものならば、コーデを選びにくく重宝しますよ。
上で紹介してきた“着まわしやすい服”を使ったコーデを組んでみました。
「この雰囲気好みだな」というコーデがあれば、どんどん真似してしまってください。
オックスフォードシャツの上にネイビーのニットを着たスタイル。
パンツは黒スキニーでスマートにまとめました。
シンプルなコーデながらも、知的な雰囲気と清潔感を感じさせる好印象スタイルです。
アイボリーのニットにネイビーのテーパードパンツを合わせた、大人の雰囲気を感じるコーデ。
高機能中綿を使ったカーディガンを羽織れば、軽い着心地なのに暖かく、外出も気軽にできてしまいます。
着ぶくれせずにスマートに仕上がるのも嬉しいですね。
白シャツとテーパードパンツ、そして革靴で大人らしくキレイに決めたスタイル。
ここにマウンテンパーカーを合わせることで、雰囲気に一気に男らしさとスポーティーさが加わります。
マウンテンパーカーにはキレイめの服を合わせると、街着として着やすくなるのでおすすめです。
高機能カーディガンをステンカラーコートのインナーに使ったコーデ。
手軽に暖かさをプラスできるアイテムは重宝します。
カーキとベージュの色使いが男っぽい雰囲気を演出していますね。
全体的にダークトーンなスタイルが落ち着いた印象を醸すスタイル。
オフィスカジュアルの場面でも使えるコーデではないでしょうか。
白シャツの襟と裾が見えることでコーデに軽さが出て、重たい印象を軽減しています。
▼シンプルなコーデをもっと見たい方はこちら。
【2020年最新】スタイリストが選ぶシンプルコーデ27選!【メンズファッション】
必要以上に服を買わないことで、別の豊かさを手に入れる。これは時代の流れなのかもしれません。
服だけでなく、インテリアや雑貨、大きい買いものでは車や家なんかにも、ミニマルな考え方が少しずつ浸透してきているのではないでしょうか。
より少なく、より賢く。個人的には、後半の「賢く」がポイントなんだろうなと感じています。
「賢く」物やサービスを選ぶことに、その人なりの生き方が出るといいますか。
自分らしく選ぶことを楽しむ。そんな人生を送りたいものです。
<ササの些細な話>
この記事の冒頭に、「お財布にダメージが大きい」という言葉を書きました。
でもキャッシュレスの時代、「お財布が寂しい」なんて言葉も死語になるのかも。なんて考えてしまいました。
「スマホが寂しい」「口座が寂しい」なんかしっくりきませんね。
シンプルに「お金がない!」っていう表現だけに集約されるのかもしれません。
こんなところにもミニマリズムが…?
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