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デニムの疑問にお答えします【長く使えるジーンズの洗濯・お手入れ方法】

デニムパンツ(ジーンズ)は生地の丈夫さと、オールシーズン着られる着回し力の高さから、人気の高いメンズファッションアイテムです。

流行に左右されない定番のデニムパンツだからこそ、お気に入りのジーンズを1着は持っているという方も多いハズ!

カーディガンとデニムスキニーのメンズコーデ

しかし、

「デニムのお手入れの仕方が分からない」

という方が意外と多いように感じます。

そこで今回は、デニムパンツの洗濯方法・干し方など、『デニムの扱い方』について、注意点と一緒にご紹介していきます!

あなたのお気に入りのジーンズ、長く清潔に穿き続けてみませんか?(^^)/

 

デニム基本の洗い方

まずは、デニムパンツのお手入れ方法基本的な洗濯の仕方をご紹介します。

まず用意するもの(洗濯機で洗う場合)

  • 中性洗剤
  • 洗濯ネット
  • ハンガーピッチ、またはハンガー

こちらが衣類を洗濯する時に必要な、基本の3点セットです(^^)/

洗う前の3ステップ

まず洗濯をする前の準備をしましょう。

準備をすることで、洗濯をすることによる「型崩れ・色落ち」を抑えられますよ。

①ボタン・ファスナーを止める

デニムパンツのボタン・ファスナーは止めましょう。

脱いでそのまま洗濯機にいれて回してしまうと、パンツの型崩れの原因になります。

またジップの金具が生地にあたり、生地の傷みの原因にもなってしまうので、ボタン・ファスナーは閉めたまま洗濯をすることをおすすめします。

POINT!

  • シルエットの崩れ、生地の劣化を防げる

 

②ジーンズを裏返す

ボタン・ジップを留めたら、デニムパンツを裏返しにしましょう。

デニムを裏返すことで、水と摩擦による色落ちを抑えることが出来ます。

デニムは本来、生地が元から青いというわけではなく、インディゴにより染色がされている生地になり、水に濡れ生地が擦られることで染められたインディゴが落ちていってしまいます。デニム表面の色落ちを抑えるために、裏返しにして洗いましょう。

また洗濯機に擦れておこる生地の傷みを抑えることもできるんです(^^)/

POINT!

  • 色落ちを抑える
  • 生地の劣化を抑える

 

③折りたたんで、洗濯ネットに入れる

デニムパンツを裏返したらパンツを畳み、洗濯ネットに入れましょう!

デニムパンツをキチンと折り畳むことで、洗濯する時のパンツの型崩れを抑えられます。

また、デニムを入れる洗濯ネットは、パンツのサイズに合ったネットを使用してくださいね。大きすぎると、デニムの形が崩れる原因にもなるからです。

POINT!

  • シルエットの崩れ、生地の劣化を防げる

***

以上、デニムを洗う準備の3ステップでした!

それではいよいよ洗う工程です。自宅の家庭用洗濯機で洗ってみましょう。

洗う

①中性洗剤で洗う

洗剤は冒頭でご紹介した「中性洗剤を使用してください。

中性洗剤とは?

洗剤は酸性・中性・アルカリ性と3種類の性質に分類されており、中性は酸性とアルカリ性の中間にある為、衣類に優しい性質があります。

頑固な汚れを落とすことに関しては酸性・アルカリ性の洗剤には劣りますが、中性洗剤は衣類を傷めることなく汚れを落とす事ができる為、デリケートな衣類を洗う時におすすめです。

デニムパンツのような色落ち・生地の汚れが付きにくいものなど、衣類を傷めたくない時には『中性洗剤』で洗うことをおすすめします。

また『アルカリ性』洗剤には、漂白剤・蛍光剤といった衣類を白くする薬品が入っており、これらはデニムの色落ちの原因となります。また斑(マダラ)に色が落ちてしまう場合もあるのです。

洗剤が中性かどうかは、洗剤裏面にある表記で確認してくださいね!

オシャレ着洗い用洗剤として紹介されている「エマール」「アクロン」などが代表的な中性洗剤です。

 

②他の衣類と別に分けて洗う

デニムパンツを洗濯機で洗う際には、他の衣類と一緒に洗わず、デニム単品で洗いましょう。

もし同時に洗濯をする場合でも、濃い色の衣類であればOKです。白の衣類とは一緒に洗わないでください。

白・ベージュなど色の薄い衣類と一緒に洗濯をしてしまうと、デニムの青が衣類に色移りしてしまう場合があります。手間かもしれませんが、お気に入りの洋服をデニムの色移りでダメにしてしまったら、ショックですよね・・・。

 

③洗うコースを選択して短時間で洗う

デニムの色落ちを抑える為には、洗濯機のコースを短時間で洗うオシャレ着コース(ドライコース)に設定しましょう。

 
 
 
 
 
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標準コースと比べて水流を抑えながら洗う為、デリケートな衣類や色落ちをしたくないデニムにピッタリなんです。

ドライコースのような弱い水流での洗濯でも、デニム表面の汚れ・皮脂汚れは、中性洗剤と併用することで充分に落とすことができますよ!

洗うコースを衣類によって使い分けることで、上手に洗えてお手入れが簡単になりますよ!

干す手順

洗濯が終わったら、濡れたデニムパンツを干していきましょう。

ここでもデニムパンツをキレイに仕上げるポイントがあります(^^)/

 

①形を整える(ボタンとファスナーは止める)

洗濯をしたデニムパンツを手に取り、軽く引っ張り伸ばしてあげるようにしましょう。

デニムをキレイな形に整えたら、ボタン・ファスナーは留めたままで乾かしましょう。

洗濯機で洗った後のデニムは生地がシワシワです。その状態のままパンツを干して乾かしてしまうと、デニムパンツにシワがつき、清潔感の無い印象になってしまいます。

形を整え乾かすことで、パンツの仕上がりが格段に良くなります

 

②裏返しにする

乾かすときのポイントは、短時間で乾かすこと!

衣類が臭う原因のひとつは、長時間濡れていることで菌が繁殖しやすく、ニオイ菌が増えてしまうからなんです。

裏返して干すことで、衣類の乾燥スピードが速くなり菌の繁殖を抑えることができます。

 

③ハンガーにかけて風通しのいい場所で干す

ハンガー、またはピッチハンガーに吊るしてデニムパンツを乾かしましょう。

ピッチハンガーの場合
ボタン・ファスナーを留めた状態でデニムのウエスト部分を摘まみ、筒状になるように吊るして乾かしましょう

生地の接着面を減らし風通しが良くなることで、速く乾かすことができます。

ハンガーの場合
自宅にピッチハンガーが無い方・乾かすスペースを抑えたい方は、ハンガーを使い乾かしましょう。

シルエットが崩れないように、股下をハンガーに引っ掛けて干します。

この時もボタン・ファスナーを留めるのが仕上がりを良くするポイントになります。

日差しの強い直射日光は、衣類を傷め劣化の原因になります。直射日光を避け、風通しのいい場所でデニムパンツを乾かしましょう!

デニムに乾燥機は絶対NG!

縮み・歪みの原因に繋がります。

デニムパンツの基本の洗い方をご紹介しました!

家庭での洗濯や、ポイント・注意点を守るだけでデニムパンツの仕上がりは格段に良くなります。また着回し力の高いデニムパンツは、洗濯をする機会が多いからこそ正しい洗濯方法で長くデニムパンツを愛用したいですよね。

 

色落ちをさせたくないデニムはクリーニング屋さんにお願いしよう!

上記の洗濯方法は、デニムの色が落ちない洗い方ではありません。ワンウォッシュ・ノンウォッシュのような濃色のデニムは必ずと言っていい程、色は落ちていくもの。

もし、どうしても色落ちをさせたくない!という方は、クリーニング屋さんにお願いするのがおすすめです。

デニムを穿くときの注意点

オールシーズン穿けて流行に左右されないデニムパンツですが、穿く機会の多い定番アイテムだからこそ、気を付けるべき注意点を知っておきましょう。

1. 白の綿素材とあわせる時は気を付けよう

先程のお手入れ方法でもお伝えした通り、デニムの青は本来からある色ではなく染められた色になります。水で濡れることで、デニムの青が他のアイテムに色移りすることがあるんです。

特に染まりやすい白の綿(コットン)素材は色移りの注意が必要です。水に濡れる雨の日、または汗をかくような暑い夏の日には、これらのアイテムをデニムと合わせることは避けましょう!

白の綿(コットン)素材のアイテム

  • 白のキャンバス地スニーカー
  • 白の綿素材のバッグ
  • 白のTシャツ

それでも「明日は彼女とのデートだし、どうしても白のバッグや白のTシャツを合わせたい!」と思った時には、防水スプレーをかけることでデニムの色移りが防げますよ(^^)/

防水スプレー
 
 
 
 
 
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防水スプレーとは?

撥水加工を気軽に施せるスプレーのこと。色移りしたくないアイテムにスプレーをすることで、雨・汗をはじいてくれる為、デニムの色移りを防ぐことができますよ♪

 

デニムの色が移ってしまった時の対処法

気を付けていてもデニムの色がついてしまった・・・。そんな時の対処法は、とにかくすぐに濡らして手で洗う事です!

この場合、水ではなく50~60℃のお湯がおすすめ。温度の高いお湯での洗濯は洗濯機が壊れてしまう原因にもなるため、手洗いで洗いましょう!

完全に染まってしまう前に色を落とさないといけない為、とにかく早く、すぐに落とすように対応することが重要なんです。

2. ニオイがつく場所は避ける

デニムは生地が分厚く丈夫な素材。その為デニムの糸は太く、ニオイがつきやすいという点があります。

デニムはガシガシ洗える丈夫さが魅力ですが、色落ちの事を考慮すると水での洗濯はできるだけ避けたいトコロです。

お気に入りのデニムパンツや、色落ちをさせたくないデニムパンツであれば、臭いのつくような場所での着用は極力避け、洗濯をする回数を減らすようにしましょう!

臭いがつく場所にデニムパンツは絶対NGというわけではありません(^^)/

衣類の消臭スプレーを併用したりすれば、臭いのつく場所でもデニムパンツはOKですよ!

ニオイが付きやすい場所(シーン)例

  • 焼き肉屋・バーベキュー
  • 居酒屋(タバコの臭い)

3. 裾上げをするなら一度洗濯をしてから

水に濡らし生地が擦れることで、デニム生地は多少なり縮んでしまいます。

せっかく裾直しをしたのに、洗濯をしたら縮んで寸足らずになってしまった。このようなことを防ぐために、まず洗濯をしてから裾直しをするようにしましょう。

デニムパンツは、着回し力が高い人気のメンズアイテム。ご紹介したポイントに気を付けていただき、デニムパンツがもっと身近で使いやすいものだと思っていただけたら嬉しいです。

デニムのQ&A

デニムに関する疑問に対してお答えしていきます。

Q.1 柔軟剤はいれてもいいの?

ーA. 柔軟剤の使用はOKです!

柔軟剤とは?

柔軟剤とは生地を柔らかくしてくれ、香料をつけることで匂いの良い仕上がりにすることができるものです。(※柔軟剤は衣類の汚れを落とす洗剤ではありません!)

柔軟剤には生地を柔らかく保つための界面活性剤が配合されていますが、デニムの生地の色落ちの問題はありません

ただし、柔軟剤に配合されている界面活性剤は、刺激性の高いものでもあるため入れすぎには注意!用法・用量に従って使用してくださいね。

 

Q.2 どのくらいの頻度で洗うの?

ーA. 3~4回穿いたら洗濯するペースがおすすめです。

色落ちをしたくないデニムパンツの場合は、洗濯をする回数を抑えましょう。デニムパンツは洗わなくていいものというイメージが持たれがちですが、洗わないことで逆に生地が傷み、シルエットもヨレヨレになってしまうので、オシャレとは言えない清潔感に欠けた印象になってしまいます。

ご紹介した正しい洗濯方法で、シルエットを崩さず清潔にデニムパンツを洗う事をおすすめします(^^)/

 

Q.3 縮んでしまったらどうすればいい?

ーA. 縮んでしまったデニムを元に戻すことは難しいです・・・。

極端な縮みの原因である乾燥機の使用は絶対に避けましょう

綿のデニムパンツは、水で濡らし洗濯機のような摩擦をうけることで、繊維同士が絡まり合い縮んでしまいます。

まだ穿けるような縮みであれば、手でゆっくり生地を伸ばしてあげましょう。

 

Q.4 デニムを洗う時のおすすめ洗剤をおしえて!

ーA.  中性洗剤がおすすめです。こだわり派はデニム専用洗剤を!

デニムを洗う際は色落ちを防げる「中性洗剤」がおすすめです。繊維をコートして洗う、オシャレ着洗剤の「エマール」「アクロン」が特におすすめです。

また価格の高い上質なデニムパンツの場合は、デニム専用洗剤を使用しましょう。

洗剤としては価格の高いものになりますが、お気に入りのデニムパンツを長く綺麗に穿きたい時にはおすすめですよ。

デニム用洗剤「ランドネス」
 
 
 
 
 
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いかがでしたか?

デニムパンツ(ジーンズ)は正しいお手入れ方法で、形を崩さず清潔に保つことができます。

オールシーズン使えるデニムパンツだからこそ、長く清潔に穿けたら嬉しいですよね!

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

 

今回、洗濯で使用したデニムパンツ(ジーンズ)はコチラ!