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『ユニクロ・GUを有するファーストリテイリング社がGoogleとの連携を強化する』
昨日こんなニュースが流れていましたね。
”強化する”ということは既に連携しているということですが、どんな連携をしているかご存知でしょうか?
それは、「グーグルアシスタント」を使ってユニクロオンラインストアでの利用方法や配送状況の問い合わせに音声・テキストで対応するサービスです。
これについてはLINEでも同様のサービスを展開しています。
さて、”連携強化する”ということで今度はどんな連携が始まるのでしょうか?
また”連携強化”によりどんな恩恵があるのでしょうか?
今回ニュースとなった新たな連携の内容は顧客向けのサービスではありません。
川下ではお客様の為ということに繋がるわけですが、その連携の内容は下記の通りです。
GoogleのAIによる画像認識技術とユニクロが保有する購買データなどのビッグデータを紐づけることで、商品のトレンドや需要を予測するという内容。
予測の精度が高まれば高まるほど売れ筋商品の的中率が増します。
さらに適正な投入時期、生産数、在庫数を予測します。
そうなると欠品による機会損失が減り、ムダな在庫が減り、ムリなセールをする必要もなくなるという仕組みになりますね。
ムダな在庫を持たずにムリな販売をせずに済むということはプロパー販売率を向上させることに繋がります。
以前ユニクロの2018年8月期の業績を分析した記事を書きましたが、それによると夏シーズンの猛烈なセールによる営業利益率の低下が浮き彫りとなりました。
2018年過去最高の業績!ユニクロ事業の好調の理由とは?
4Qの営業利益率の低下っぷりに注目してください。
その時期にいかにムダな在庫をムリして消化しているかがお分かり頂けますよね。
このムダ・ムリを改善するのに精度の高い訂正在庫の予測はユニクロにとって急務だったはずです。
今後予測の精度が増していけばプロパー販売率を向上させ、さらなる業績UPが見込めるでしょう。
連携強化の恩恵は業績面だけではありません。
近年グローバル企業が取り組んでいるサスティナビリティへの恩恵も期待できます。
サスティナビリティについて詳しくは関連記事をご覧ください。
ホールガーメントで注目されている島精機が取り組むサスティナビリティ
ここではムリな大量生産による労働環境の更なる改善や、環境問題の改善に繋がるはずです。
最近色んなメディアで騒がれているアパレル市場における供給過多問題や、それによる在庫焼却による環境破壊問題を解決するきっかけにもなってくれるでしょう。
以上、ファーストリテイリング社とGoogleとの連携強化の内容とその恩恵を簡単にまとめてみました。
トレンド予測はGoogleだけでなく、日本の企業でも何社かサービスを提供し始めています。
アパレルECやファッション系SNSなどに掲載されている画像をネット上からかき集め、それを画像認識技術を使ってデータを蓄積し、AIが分析するといったスキームです。
分析や予測に費やす時間と労力は減らすことが出来るでしょうが、もしあらゆるアパレル企業がこれを使用した場合皆がみんな同じ提案内容になってしまうのでしょうか…?
今後のトレンド予測サービスがアパレル業界にどんな影響を与えていくのか注目です。
ZOZOスーツやユニクロのAIチャット『UNIQLO IQ』もそうですが、アパレル業界もどんどんIT化が進んでおります。
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