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メンズコーデの定番アイテムとして人気のあるチノパンツは、19世紀の中頃には英国や仏国で正式な軍服として採用されていました。
ミリタリーはもちろん、ビジネスやアメトラ(アメリカントラディショナル)など、さまざまなシーンに使えてどんなコーディネートにも馴染みやすいのが魅力のアイテムです。
しかし「チノパンをオシャレに着こなすにはどうしたら良いのだろう」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回は、チノパンツの魅力や選び方のポイントについて紹介します。
目次
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チノパンとは、チノクロスといわれる綾織りの綿の生地で作られたパンツのことです。
英国軍が白のパンツを目立たなくするためカーキ色に染めた軍隊用パンツが発祥といわれています。
ですが現在では、ジーンズ生地以外の綿を中心とした素材のパンツを「チノパン」と呼ぶことが増えています。
カジュアルファッションの定番アイテムではありますが、ラフになり過ぎないため大人っぽい印象も演出でき、キレイめコーディネートにも合います。
またシャツやジャケットなど、いろんな服装にも合わせやすく、ビジネスシーンからプライベートまで幅広く着回せますよ。
チノパンには多くのモデルがあるので、どんなアイテムを選べば良いのか迷っている方もいるのではないでしょうか。
メンズがチノパンを選ぶときには「カラー」「シルエット」「素材」の3つポイントがあります。
ここからは、それぞれのポイントについて紹介します。
チノパンはカラーが豊富にあるので目移りしがちですが、押さえておきたいのはベージュやカーキ、ブラック、ネイビーなどの定番カラーです。
定番カラーはさまざまなアイテムと合わせやすいというだけではなく、コーディネート次第でカジュアルにもキレイめにも使い分けられます。
またチノパンを選ぶ際には「明るめカラー」と「暗めカラー」にも注目しましょう。
カジュアルからキレイめコーディネートまで、幅広く着回せるチノパンですが、明るめカラーと暗めカラーでは大きく印象が変わるからです。
タイトからワイドなものまで、さまざまなシルエットがあるチノパンですが、大人のコーディネートに合うのは適度なゆとりのある自然なシルエットです。
30代以降の大人の男性が、極端にダボっとしたワイドタイプのチノパンを履くと、だらしない印象に見られることがあります。
なので、スッキリとしたタイトめのシルエットを選ぶのがおすすめ。
しゃがんだりすることが多い人や窮屈さが苦手な人は、素材にポリウレタンが入っているアイテムを選べばストレッチ性があるのでオススメです。
チノパンの素材は綿を中心につくられていますが、最近ではさまざまな素材が使われるようになりました。
なかでもオススメなのは、ストレッチ性がある「綿とポリウレタン」の混紡素材です。
伸縮性の高いポリウレタン混紡素材のチノパンは、タイトなシルエットであっても動きやすいのが特徴です。
裾にかけて細くなるテーパードタイプでも、伸縮性があるチノパンなら快適に履けますよ。
チノパンツをカッコよく履きこなすには「丈の長さはジャストまたは少し短め」「タックのありなしを選ぶ」「色の合わせ方はメリハリを意識」の、3つのコツがあります。
ここからは、それぞれのコツについて紹介します。
丈が長すぎるとダボついてしまい、もたついていてだらしない印象を与える可能性があります。
なので、チノパンを選ぶときは、裾の長さはフルレングスやクロップド丈がおすすめ。
クロップド丈の場合は、ふくらはぎまで丈の短いアイテムになると、組み合わせによって子供っぽく見えてしまうだめ、くるぶし丈が良いでしょう。
タックとは、パンツ前面の腰部分にある布をつまんで畳んでできたひだのことをいい、腰回りや太ももに余裕をもたせ、動きやすくしてくれます。
タックには「ノータック」「ワンタック」「ツータック」の3パターンあり、それぞれの種類で印象も変わるのでシーンに合わせて選びましょう。
ノータックはすっきりとしたシルエットになるので、カジュアルでタイトに着こなしたい人に。
ワンタックはパンツの前面に左右1本ずつひだがあるタイプで、ビジネスシーンに向いています。
またツータックは、パンツの前面に左右2本ずつひだがあるタイプで、より上品に着こなしたい人におすすめですよ。
チノパンをオシャレに着こなすのであれば、色のメリハリを意識するのがおすすめ。
ベージュやライトグレーのように明るいカラーのチノパンに、同じ色合いの薄い色を合わせてしまうと全体的にぼやけてしまいます。
また、ブラックやネイビーなどの暗めカラーのチノパンに、同系色のトップスを合わせるとメリハリのない印象に・・・。
カラーの組み合わせは、トップスや靴の合わせ方でぬけ感を作るなどメリハリをつけるように意識しましょう。
チノパンツを選ぶポイントや着こなしのコツが掴めたら、次はいよいよコーディネートです。
ここからは、チノパンツを使ったコーディネートを5選紹介します。
アイテムによってさまざまな印象に変化する、チノパンツの着こなしの参考にしてみてくださいね。
ネイビーのプルシャツと、ブラックのイージーパンツを組み合わせたコーディネート。
キレイめな印象に仕上がるプルシャツは、Tシャツ感覚で締め付けがなく、ラフな着心地が楽しめるアイテムです。
トップスとパンツの境界線をハッキリとさせる、白のロング丈タンクトップを合わせることで、メリハリのあるレイヤードスタイルが楽しめますよ。
オフホワイトのリネンシャツと、アッシュのイージーパンツを組み合わせたコーディネート。
こだわりの麻混素材が使われているリネンシャツは、シワになりにくく、清潔感のある印象のアイテム。
ストレッチ性が高く、締め付け感のないイージーパンツは、ショッピングなどの普段使いからアウトドア、部屋着と幅広く活躍してくれますよ。
白シャツに合わせるパンツを少し暗めのアッシュにすることで爽やかになり過ぎず、クールなニュアンスがプラスできます。
ブラックのアイスTシャツと、アイボリーのイージーパンツを組み合わせたコーディネート。
ブラックと白に近いアイボリーのシンプルな組み合わせは、「普通にまとめる」ことでオシャレに見せるコーディネートです。
合わせるアイテムに悩んでいる方は、まずはシンプルにまとめるオシャレを楽しんでみてくださいね。
ブルーグリーンの麻混ミラノリブニットとホワイトのロング丈タンクトップ、アッシュのイージーパンツを組み合わせたコーディネート。
トップスを麻混ミラノリブニットにすることで、カジュアルでありながら程よく上品な雰囲気とこなれ感をプラスすることができますよ。
モカのプルシャツと、アイボリーのイージーパンツを組み合わせたコーディネート。
スポーツウェアのようなストレッチ性抜群のプルシャツは、速乾性やVカット機能も兼ねそろえているため、夏にオススメのアイテム。
ベルトが一体となったデザインのイージーパンツは、ウエスト周りを微調節でき、ウエストもゴム付きなので履き心地がとてもラクなのも魅力的です。
同系統のカラーのモカとアイボリーですが、明度が異なるのでぼやけた印象にならずに爽やかな印象になります。
カジュアルの王道アイテムのひとつであるチノパンを、大人コーデとして取り入れるには「カラー」「シルエット」「素材」の3つのポイントがあります。
定番のカラー、そしてタイト過ぎず太過ぎないシルエット、そしてストレッチ素材です。
カラーは明るめと暗めによって印象が変化し、明るめだと穏やかなな雰囲気に、暗めだとクールな雰囲気に仕上がります。
しかし、トップスも同じような色味にしてしまうとボヤけたり、メリハリがなくなったりしてしまうので、合わすアイテムだけではなくカラーにも注意し、さまざまなコーデを楽しんでみてくださいね。
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