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寒い時期になると、お店や街中で見かけることが増えるコーデュロイパンツ。
穿くと季節感が出るので、積極的に取り入れたいアイテムだといえます。
しかし、コーデュロイパンツに対して、少しハードルが高いと感じている方もいるでしょう。
そこで今回は、コーデュロイパンツの選び方は着こなしのポイント、おすすめのメンズコーデなどをご紹介します。
コーデュロイパンツを使って、オシャレな秋冬のコーデを楽しみましょう。
そもそもコーデュロイというのは、綿横ビロード織りしたパイル織物の一種のことです。
日本では「コールテン」と呼ばれることもあります。
パイル織物というのは生地の織り方の名前で、コーデュロイ以外にはタオル生地などが当てはまります。
その特徴は生地に起毛感と畝(うね)があることで、秋冬らしさが出るアイテムです。
畝が空気を蓄えることから保温効果が高いため、寒い時期にはぴったりだといえるでしょう。
ちなみに畝(うね)とは、表面の盛り上がっている筋のことで、ウェールやリブ、コードともいいます。
なお、摩擦には弱いという特徴も持っているため、服の生地同士が擦れ合うと表面が剥げたりする恐れがあります。
欧州の工場ではユニフォームとして着用されていたり、多くのアーティストが愛用していたりすることから、比較的カジュアルな素材だといえるでしょう。
そのため、フォーマルなシーンにはあまり適していません。身に付ける時は、TPOを意識してコーデを組むことが大切です。
秋冬にぴったりなコーデュロイパンツですが、選ぶのが難しいと感じる方もいるでしょう。
失敗しないようにするためには、以下の3つのポイントを意識するのがおすすめです。
ここからは、3つのポイントについて詳しく解説します。
寒い冬の時期には、ベージュやブラウン、カーキなどのナチュラル系カラーがおすすめです。
暖かみのある色なので、秋冬のコーデにマッチするでしょう。
また定番色で派手ではないため、コーデュロイパンツ初心者の方でも取り入れやすいのではないでしょうか。
もう少し色で遊びたい方には、ワインレッドなどの個性的な色をおすすめします。コーデに取り入れることで、ほどよいアクセントになりますよ。
3月前後になると、春服を身に付け始めますよね。季節感を意識して、白やライトグレー、ブルー系といった明るいトーンのパンツを選びましょう。
なるべくダークな色は避けて、他の春服とのトーンを合わせることが大切です。
コーデュロイパンツの最大の特徴だといっても過言ではない、畝の太さも意識しましょう。
畝の太さが変わるだけで印象も違ってくるので、とても重要なポイントです。
コーデュロイの畝は、太いほどカジュアルな雰囲気になります。インパクトがあるので、個性的な印象にもなるでしょう。
一方で細い畝のコーデュロイパンツは、比較的キレイめな印象があります。落ち着いた雰囲気なので、ジャケットと合わせても違和感はありません。
初めてコーデュロイパンツにチャレンジする方には、キレイめな細い畝をおすすめします。
インパクトが少ないので、普通のパンツと同じような感覚で穿けるでしょう。
なお、畝の太さの単位には「ウェル」が使用されることがあります。たとえば「8ウェル」は、1cmあたりに8本の畝があるということです。
一般的に、8ウェル以下であれば畝が太い、15ウェル以上であれば畝が細いと判断できます。
色や畝だけでなく、パンツのシルエットも大切なポイントです。
コーデュロイは生地が厚いため、シルエットによって印象が左右されます。
たとえばワイドパンツを選ぶと、リラックス感のあるナチュラルな着こなしができます。
さらに、太い畝のものを穿くと下半身にボリュームが出て、コーデの主役級のインパクトを与えることができますよ。
ただし、合わせるアイテムによってはだらしない印象になる可能性があるため、全体のバランスをチェックすることが大切です。
またストレードパンツやテーパードパンツは、年代や流行を気にせず穿けるうえ、体型が自然にカバーされてスマートな印象を与えられます。
ただし、ストレートやテーパードタイプは、裾の長さに注意して選びましょう。
裾がもたついていると野暮ったい印象を与えるので、脚の長さに合うものを選ぶ必要があります。
スキニーパンツを選ぶのであれば、ややゆとりがあるものを選ぶのがおすすめです。タイトすぎると窮屈で動きにくくなります。
穿きたいコーデュロイパンツが見つかったら、着こなしのポイントをチェックしましょう。
コーデを考えるのが苦手な方でも、ポイントをおさえておけばオシャレに仕上がります。
ここからは、コーデュロイパンツを着こなすための4つのポイントを解説します。
秋冬は比較的暗い色のアイテムが多くなりますが、コーデ全体を暗い色でまとめるのはあまりおすすめできません。
コーデュロイの分厚い素材感も相まって、重たい印象に見える可能性があります。
そこで、どこか一箇所にアクセントカラーを取り入れてみましょう。
たとえば、ブラウンのコーデュロイパンツとブラックのジャケットを合わせるのであれば、インナーには色物を持ってくるのがおすすめです。
グリーン系やブルー系のニットを組み合わせることで、一気に全体の印象が軽くなりますよ。
色物が苦手な場合は、ホワイトや薄いベージュなどを取り入れましょう。
コーデのどこかに明るいトーンのアイテムが入ることで、コーデュロイの重たい印象を和らげてくれます。
より季節感を出したい場合は、秋冬らしい柄物のアイテムに挑戦しましょう。
たとえば、柄の主張がそれほど強くないチルデンニットがおすすめです。
チルデンニットとは、Vネックの襟元や裾、袖に数本のストライプ柄が入ったニットのことです。ややスポーティな雰囲気があるので、クールに着こなせるでしょう。
より季節感を強調したいのであれば、ノルディック柄がぴったり。
ノルディック柄とは北欧風の柄のことで、トナカイや雪の結晶といったモチーフが描かれています。
これらのアイテムと無地のコーデュロイパンツを合わせて、秋冬らしいコーデを楽しみましょう。
ニットやセーターで柄物を取り入れるのが難しい場合は、カーディガンなどの羽織りやアウター、マフラーなどの小物に柄物を選ぶといいでしょう。
トップスとボトムスの組み合わせを考えるのが苦手な場合は、セットアップを取り入れましょう。
セットアップとは、同素材・同色のジャケットとパンツのセットアイテムのことです。
すでに上下の組み合わせが決まっているので、コーデの失敗が少ないでしょう。
また、コーデュロイのジャケットとパンツを合わせて着こなすことで、大人っぽくまとまります。
コーデュロイは生地に存在感があるため、ベージュやグレーといった落ち着いた色を選ぶのがおすすめです。
落ち着いた色であれば、ジャケットやパンツ単体でも使いやすいですよ。
セットアップを身に付けるとコーデュロイの面積がとても大きくなるので、インナーや靴などの小物で引き締めることが大切です。
他のアイテムはブラックで統一して、コーデをまとめましょう。
コーデュロイパンツは比較的カジュアルなアイテムなので、リラックス感のあるアイテムとも好相性です。
たとえば、パーカーやナイロンジャケットといったアメカジ定番アイテムをコーデュロイとミックスさせることで、大人な雰囲気に仕上がります。
普段デニムを合わせている方は、デニムからコーデュロイパンツに変えて、雰囲気の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
さらに、モッズコートやミリタリーシャツ、MA-1といったミリタリーアイテムともマッチします。
無骨な印象のアイテムをコーデュロイパンツと合わせれば、ほどよく緩和されて柔らかい雰囲気がプラスされます。
足元にはボリュームのあるスニーカーやブーツを選んで、ボリュームを出しましょう。
コーデュロイパンツにどのようなアイテムを合わせればいいのか、迷う方は少なくないでしょう。
合わせるアイテムによって印象が変わるので、さまざまなアイテムとの組み合わせに挑戦してみてください。
ここからは、コーデュロイパンツに合わせたいおすすめアイテムを、4つご紹介します。
▲画像のアイテムの詳細をみる
素材感を意識してコーデを組みたいなら、秋冬らしさが出るニットがおすすめです。
ざっくりとしたローゲージニットをチョイスすれば、ァチュラルで優しい印象になるでしょう。
コットンを選べば同素材で馴染みやすいですし、ウールを選べば質感の違いを楽しめます。
コーデュロイはやや光沢感があるので、合わせるニットの素材によってはとても上品にまとまります。
その質感を活かしたい場合は、生地がぎゅっと詰まったハイゲージニットを合わせるといいでしょう。
お互いの光沢感が活かされて、品のあるコーデが完成します。
特に30代の男性は、洗練されたカシミヤやウールなどのニットを選んで、大人っぽくまとめましょう。
質の良いものを選ぶことで、カジュアルになりすぎることを防げます。
コーデュロイの光沢感を活かして、フォーマルなアイテムと組み合わせるのもおすすめです。
きちんと感のあるジャケットを選んで、思い切りフォーマルに仕上げてみましょう。
色や組み合わせによっては、オフィスカジュアルがOKな会社や、カジュアルなパーティーなどにも対応できます。
より大人な雰囲気を演出するなら、ジャケットのインナーにベストを着ましょう。
どこかレトロで上品なコーデに仕上がりますよ。
ネクタイやレザーシューズなどの小物も組み合わせて、全体的にトラッドにまとめましょう。
キレイめなスタイルなので、なるべく細身のコーデュロイパンツを選ぶのがおすすめです。
すっきりとしたシルエットを作ってカッコよくキメましょう。
カジュアルスタイルが好みの場合は、ダウンベストを合わせましょう。
たとえば、清潔感のある白シャツにデニム地のダウンベストを組み合わせると、とても爽やかなスタイルが出来上がります。
コーデュロイパンツはカーキを選んで、少しクールなニュアンスをプラスしましょう。
ホワイトとブルー、カーキの組み合わせによって、清涼感のあるコーデが完成します。
ダウンベストは、やや肌寒い季節の変わり目にぴったり。
「コートを着るのは暑い」「薄手のカーディガンでは寒い」という中途半端な時期に役立ちます。
コーデュロイは分厚くて耐久性の高い素材なので、アウトドアアイテムとしても活用できます。
保温性にも優れているので、キャンプなどにぴったりだといえます。冷えやすい脚をしっかりと保温してくれるでしょう。
アウトドアシーンで着こなす場合は、アウトドアアイテムと組み合わせましょう。
たとえば、マウンテンパーカーとの組み合わせがおすすめです。
ナイロンの光沢感とコーデュロイの光沢感が相まって、オシャレなアウトドアコーデが出来上がります。
足元には、ボリュームのあるブーツを合わせましょう。コーデュロイの柔らかい質感と、ブーツのゴツゴツとした質感の違いを楽しめますよ。
ここからは、コーデュロイパンツを使ったおすすめのコーデを5つご紹介します。
コーデの組み方で迷った場合は、ぜひ参考にしてください。
合わせるアイテムによって変わる、コーデュロイパンツの印象の違いもチェックしましょう。
落ち着いた色のジャケットと、アイボリー系のコーデュロイパンツを合わせたコーデです。
ジャケットに暗めの色を、インナーとパンツに明るめの色をチョイスすることで、バランスの良いコーデに仕上がります。
シューズにも落ち着いた色を選ぶことで、コーデュロイパンツが引き立つでしょう。
ジャケットを合わせることできちんと感のある印象になりますが、スニーカーによってカジュアルな要素もプラスされています。
キレイめカジュアルスタイルが好みの方は、真似しやすいコーデなのでおすすめです。
カットソーとコーデュロイパンツを合わせた、カジュアルなコーデです。
ラフな印象のカットソーに、柔らかい生地感のコーデュロイパンツを合わせているので、全体的にリラックスムード漂うコーデが出来上がります。
ラフなスタイルが好きな方にぴったり。
トップスは淡めの色、パンツは濃いめのブラウン系にすることで、上下のメリハリが付いています。
濃いめの色の面積が広いので、コーデがぼやけずに引き締まって見えますよ。
さらに、頭にはバケットハットを被ってトレンド感を出しましょう。
ホワイト系のトップスとコーデュロイパンツに、ブラックの小物を組み合わせたコーデ。
モノトーンカラーなので、コーデュロイパンツが主張しすぎません。
初めてコーディロイに挑戦する方にとって、取り入れやすいコーデだといえます。
モノトーンに、モード系のイメージを持っている方がいるかもしれませんが、ラフなサイズ感にすることでゆるいスタイルに仕上がります。
ビッグサイズのカットソーに、ややワイドシルエットなコーデュロイパンツを合わせて、優しい雰囲気にまとめましょう。
シャツにホワイト系のコーデュロイパンツを合わせたコーデです。
シャツを着るときちんと感が出やすいですが、前を開けて羽織りとして使うことでカジュアルコーデにも使えます。
インナーにはシンプルなTシャツを合わせましょう。
ホワイト系のコーデュロイパンツを穿けば、少し柔らかい雰囲気に仕上がりますよ。
ただし、コーデ全体を淡い色で統一すると、膨張して見える可能性があります。
そのため、キャップやシューズはブラック系をチョイスして、コーデを引き締めるのがおすすめです。
ニットとコーデュロイパンツを合わせた、季節感のあるコーデです。
ハイネックのローゲージニットを組み合わせることで、品のあるスタイルが完成します。
コーデュロイパンツにはボリュームがあるので、トップスはコンパクトなものを選んでバランスを取りましょう。
また、トップスはパンツにインするのがおすすめです。
そうすることでメリハリがついて、オシャレな着こなしができますよ!ウエスト位置が強調されることで、脚長効果も期待できます。
コーデュロイパンツは、生地に起毛感や畝がある特徴的なパンツです。生地が分厚くてボリュームがあるため、コーデの主役にピッタリ。
そのため、トップスやアウターにはあまり主張しないものを選ぶのがおすすめです。
秋冬にはニットやスウェットをチョイスして、季節感を強調しましょう。
またコーデ全体のバランスを確認することも大切です。
全体的に暗い色を選んで重たい印象にならないように、小物使いなどで調整することをおすすめします。
秋冬コーデの雰囲気を変えたいなら、コーデュロイパンツを着こなしましょう。
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