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Dcollectionを運営する株式会社ドラフトCEOのイトゥです。
昨年のコロナ禍以降、アパレル業界は全体的に苦戦している状況ですが、それは私たちも同じ。だけど嬉しいことにリピーターのお客さまはコロナ前よりも増えているんです。Dコレは皆さまに支えられているのだなと昨年度は改めて実感しました。いつも本当にありがとうございます。
今回のコロナ禍で厳しい状況ですがDコレが再び進化するキッカケになると思っています。創業して15年になりますが今までも何度も困難な状況に立たされてきました。たとえ転ぶことがあっても立ち上がり進化していく。
なぜDコレがこのような姿勢なのか?それを知ってもらいたいなと思い、ここで初めてDcollectionの開店秘話を書きたいと思います。
困難な状況の度にDコレは進化してきたと言いましたが、大切にして変えなかったことがあります。それは「楽しく仕事ができるお店でありたい」ということ。
何よりも私自身そういうお店を心から望んでいますし、スタッフ自身が幸せで楽しいからこそお客さまを幸せにできると思っています。
これが私の経営哲学ですが、源泉は過去の経験にあります。私自身が「楽しい」「そうなりたい」が生み出す力のすごさを実感したからなのです。
私は高校生の時にとくにやりたいことがありませんでした。それでも卒業後の進路は決めなければなりません。同級生の多くは進学していきましたが、私は理由もないのに進学することができませんでした。
だから2000年に高校を卒業と同時に料理の道にはいりました。今とは全く違う仕事です。興味があって始めて3年間一生懸命やってみたのですが、どうにも自分には合っていないということが分かりました。
だけど他にやりたいこともない。やれることもない。自分はこの先、どうやって生きていけばいいのか。当時20歳でしたが夜も寝れないくらい自分の将来が不安で分からなくなりました。
そんな時に「もし自分が何にでもなれるとしたら何になりたいか」を素直に考えてみました。そうして出てきた答えが「社長になりたい」でした。知識がないので何をする会社にしようかも考えずに、ただやりたいことをやろう、社長になろうって決めただけ。
そんな無計画で上手くいく訳がないと思う方もいるかもしれませんが、実はこの思いがDcollection開店につながっていくのです。
2003年に決断した私は身近な社長さんに「どうすれば社長になれるか?」を聞きにいきました。
つづく
第2話:夢への小さな1歩。全教科20点から始まった大学受験
イトゥ