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#4 服を着て「シルエット」を整えるまでが着こなし

大人教科書イメージ

清潔感のある「カタチ」をつくる

キレイめ担当服や色合わせの次は、しっかり「カタチ」を整えることの重要さをお話しします。

清潔感のある服や色を使っても、全体の印象をつくる「カタチ」が崩れていては意味がありません。

服を着た時の全身のカタチを「シルエット」と呼びます。服選びや組み合わせに気を取られて、実はこの大切なシルエットづくりを怠っている人が多いのです。

左:体に合っていないサイズ感 / 右:整って見えるサイズ感

タカシ
シルエットは全体の雰囲気の総括とも言える重要なポイント。

例えば同じ中身のペットボトルが2本並んでいたとします。片方は新品同様、もう片方は凹んでいる。どちらの印象が良いかは言うまでもありませんね。

それくらいカタチから受ける影響は大きいということです。

マイチ
ジャケットやシャツなどをお召しになっているのに、どこか頼りなさそうに見える男性をお見かけしますが、大抵はシルエットが整っていない場合が多いですね。

 

服を選び、清潔感のあるシルエットをつくるところまでやって初めて「着こなし」と言えます。

そのためには、お手本にするべきたった2つのシルエットを覚えるだけでよいのです。

Iラインシルエット(アイライン)

アルファベットの「I(アイ)」のように、凸凹のないスラリとした見た目に仕上げるシルエットです。

腰くらいまでの普通の着丈の服に、細身などのダボダボしないパンツを合わせてつくります。

タカシ
馴染みのスーツもIラインシルエット。清潔感を感じさせるのはお墨付きですね。

無駄がないスマートな印象は、清潔感だけでなく信頼感も与えます。

Iラインシルエットの例

メンズファッション40代

体に合ったサイズ感のシャツと、裾を丁寧に折り返したムダのないパンツでキレイなシルエットに。これなら縦に長くスマートに見せられます。

Yラインシルエット(ワイライン)

アルファベットの「Y」のように、太い部分と細い部分の差がはっきり出て、メリハリのある整った仕上がりのシルエットです。

腰より下の着丈の長い服に、細身のパンツを合わせてつくります。

タカシ
上半身と下半身ではっきりと差を出すことでメリハリが生まれ、清潔感を阻害する「野暮ったさ」を回避できます。

上半身がすっぽり隠れるような服を使うので、ガッチリ体型の方や、ポッコリお腹が気になる方の体型カバーにも役立つシルエットです。

Yラインシルエットの例

上半身は長い丈のコート、下半身は細身のパンツで面積の大きい・小さいをはっきりさせています。

シルエットづくりは細部までしっかりと

実はシルエットづくりはも関係してくる繊細な作業。

いくらシルエットに適した服を着ていても、袖や裾がもたついていては清潔感が損なわれてしまうからです。

タカシ
袖、裾はもたつかない丈のものを選びましょう。

また丁寧に折り返すこと(ロールアップと言います)で、綺麗な見た目のまま長さを調整することができます。

簡単な方法:パンツを整える

このような足首に向かって細くなるデザインのパンツは、Iライン・Yラインシルエット作りに最適。

マイチ
ピタッとしすぎないのに、だらしなさもない絶妙なサイズ感で、オシャレなパンツに馴染みがない方でも抵抗なく使えますよ。

まとめ

  • シルエットまで整えて初めて着こなしが完成する
  • 清潔感があるのはI・Yラインシルエット
  • 裾、袖もシルエットに影響する
マイチ
最後は、清潔感のある着こなしが即座に実践できるあるモノについて紹介します!

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2019.01.10